このオプションを使用するには、[ステップ & リピートを有効] のチェックボックスにチェックを入れます。イメージの繰り返しとオフセット（段差の余白）を作成することができます（図1）。

[パターン設定] 領域には、[サイズ]、[オフセット]（段差の余白）、[横の繰り返し]、[縦の繰り返し]、[ブリック/横の横のオフセット]（段差の余白）、[ドロップ/縦のオフセット]（段差の余白）、[ギャップカラー]オプションがあります。

• サイズ – このオプションは希望するテキスタイルデザインイメージを繰り返すために、[幅]と[高さ]を設定することができます。上下矢印ボタンを使って、または[幅]と[高さ]の値を入力します。デフォルトでは、[サイズ]はイメージのサイズと同じです。 (注： サイズを変更すると縦と横の繰り返しで表示されるカウント値に影響を与えます)
• オフセット – このオプションは繰り返しイメージ間の余白を設定することができます。上下矢印ボタンを使って、または [X] と [Y] の値を入力します。[オフセット] は [サイズ] または [カウント（総数）] に影響を与えません。
• 横の繰り返し / 縦の繰り返し – このオプションは、横とたての繰り返しの数を設定することができます。
  • カウント（総数）： 上下矢印を使って繰り返しの数を設定します。
  • ギャップ： 繰り返しイメージ間のギャップスペースを設定します。上下矢印ボタンを使って、または値を入力します。デフォルトでは、右にあるイメージは左にイメージをオーバーラップし、下にあるイメージは上にイメージをオーバーラップします。またオーバーラップの方向を交換するために、負の値を設定することもできます。
  • 交互に繰り返して反転： このオプションは1つおきに横や縦の反転、またはミラーにその1つを設定することができます。この機能を使用したい時に、このボックスにチェックを入れます
  • オーバーラップの向きを交換： このオプションはオーバーラップの向きを交換することができます。左側のイメージは右にイメージをオーバーラップし、上側のイメージは下側のイメージにオーバーラップします。 (注： これらのコントロールは、[ギャップ] が負の値の場合にのみ有効となります)
• ブリック / 横のオフセット – このオプションは既定のパーセンテージを選んで、またはカスタム値を指定することにより、すべての行をオフセットするために、その1つを設定することができます。 (注： [ブリック] と [ドロップ] は、同時に両方をアクティブにできません)
• ドロップ / 縦のオフセット - このオプションは、既定のパーセンテージを選んで、またはカスタム値を指定することにより、すべての列をオフセットするために、その1つを設定することができます。(注： [ブリック] と[ドロップ] は、同時に両方をアクティブにできません)
• ギャップカラー - このオプションは横と縦の各繰り返しの間に配置する特定のソリッドカラーを選択することができます。これには3つのオプションがあります：[最初のピクセル]、[白]、[カスタム…]
  • 最初のピクセル： [最初のピクセル] を選び、イメージの左上のピクセルのカラーを[ギャップカラーに設定します。
  • 白： [白] を選び、ギャップカラーを白に設定します。
  • カスタム： : [カスタム] を選択すると、イメージのカラースペースで [ギャップカラー] を設定できる「ギャップカラー」のダイアログを表示します。コンボボックスの右にあるパレットボタンをクリックすると、「ギャップカラー」のダイアログか開きます。”アイドロッパー”ボタンをクリックすると、イメージを直接クリックしてカラーを選ぶことができます。
• パターンをリセット - – このボタンは、[パターン] タブのすべての設定をリセットすることができます。

Colorwaysオプションは、パターンのカラーを簡単に差し替えることができます。差し替えたカラー（colorways）は、他のジョブに適用またはQuick Setを使って自動化することができます。

 

Colorwaysは特定ファイルをサポートしています： IndexカラーTIFF、分版TIFF、マルチチャンネルPSD

 

Colorwaysを使用するには：

1. [Colorwaysを有効] のチェックボックスにチェックを入れます（図2）。

2. [Colowaysの設定] ボタンをクリックします。

3. これで「Colorwaysの管理」ダイアログが開きます（図3）。

 

注:Colorwaysを使用する前に、まずデザインアプリケーションでデザインファイルを作成する必要があります。IndexカラーTIFF、分版TIFF、マルチチャンネルPSDとして座員ファイルを作成して保存する方法については、“Colorwaysの使用” のホワイトペーパーをご覧ください。

「Colorwaysの管理」ダイアログは、4つのセクションに分かれています: [塗りとカラー設定]、[レイヤ管理\、[イメージとレイヤのプレビュー]、[Colorwaysライブラリ]

 

<塗りとカラー設定セクション>

• ColorWaysのファイル名：ファイル名には「.ocw (ONYX ColoeWays)」ファイルが表示されます。「.ocw 」でないファイルが既に適用されている場合は、「無名」のデフォルト設定になります。名前とファイルは、[ジョブに適用]をクリック、または[Colorwaysライブラリ]で別の「.ocw」ファイルに変更します。
• ICCプロファイル： 特色またはLabを使って例や変更する場合、ICCプロファイルが必要となります。
• • カラースペース： デフォルトでは、これは“CMYKSystem for describing colors based on a combination of values for Cyan, Magenta, Yellow, and Black; the ink colors used in four-color process printing. In theory, 100% of Cyan, Magenta, and Yellow create Black. In practice, the addition of Black ink is necessary to print a true Black. See also RGB.”として設定されており、グレイアウトとして表示します。[カラースペース] が [RGBにリセット] に設定されている場合、[レイヤスペース] のオプションに変更します。利用可能なオプションは [スポット]、[Lab]、 [デバイスカラー] (値と16進法) となります。

 

< レイヤ管理セクション>

[レイヤ管理] はすべてのインデックス付き、分版、もしくは個々のレイヤとしてチャンネルをリストします。レイヤの数は、イメージファイルのカラールックアップテーブルで定義されたカラー数、分版数またはチャンネル数に依存します。デフォルトでは、Colorwaysはグレイスケールの上昇レベルでの各レイヤを表示します。各レイヤのカラーは、レイヤをダブルクリック、もしくは [編集] ボタンを使って修正変更することができます。

 

• [ + ] ボタン：レイヤとバックグラウンドレイヤを追加するために、このボタンをクリックします。
• [ - ] ボタン： レイヤを削除するために、このボタンをクリックします。
• [編集] ボタン：各レイヤのカラーを編集するために、このボタンをクリックします。ドロップダウンメニューを使って [レイヤスペース ] を [パーセント] から [スポット] や [Lab] に変更することができますー（図 4）。レイヤを編集した後、メインColorways ウィンドウで[ジョブに適用]ボタンをクリックします。

 

注: [ICCICC (International Color Consortium) A group of hardware and software companies dedicated to the development of a specification that is operating system independent and provides the digital imaging, printing and related industries with a data format for defining the color and reproduction characteristics of devices and their related media プロファイル]で選択したICCは、出力のカラー変換に使用されます。[ICCプロファイル] が [なし] で [レイヤスペース] が [スポット] または [Lab] に設定されている場合は、そのレイヤは無視されます。そのレイヤのイメージの全ての部分は、レンダリングされません。メインColorways ウィンドウで、レイヤは[種類]列の下に赤いテキストを表示することによって、問題があることを示します。

[レイヤスペース] が [スポット] または [Lab] 以外で設定されている場合は、[ICCプロファイル] は [なし] に設定することができます。

 

< イメージとレイヤプレビューセクション>

イメージプレビューは適用されたアクティブ「.ocw」カラーとともに、イメージ全体を表示します。これは各レイヤの変更に対して、カラーとして更新されます。

 

• レイヤの表示： このオプションはハイライトされたレイヤでファイルのどの部分が影響を与えるかを表示します。レイヤをクリックすると、[レイヤの表示]はレイヤに属するイメージの部分を表示します。

 

<Colorways ライブラリセクション>

T[Colorways ライブラリ]は、上部にリストされたディレクトリで見つかる「.ocw」ファイルのリストを追加します。このデイレクトリはコンピュータのどの場所にでも設定することができます。これを設定した後、Colorwaysを開くたびにディレクトリは上部に表示されます。

[Colorways ライブラリ ] は別の配色間の切り替えが容易です。異なる配色プログラムが必要なイメージを、容易に別の配色に変更することができます。

「.ocw」ファイルをONYXソフトウェアと同じディレクトリに保存した場合、これらのファイルはONYXソフトウェアをアンインストールした時に削除されます。別の場所でバックアップコピーをを作成するか、または[Colorwaysライブラリ]ディレクトリとして外部フォルダを使用します。

 

注:「.ocw」ファイルはJob EditorでイメージにColorwaysを適用するために保存する必要はありません。「.ocw」ファイルは同じ配色を別のイメージに適用する簡単な方法を提供します。これらはQuick SetとともにColorwaysを自動化することを必要とします。